長野県最南端の秘湯と秘境の里・山と渓谷に囲まれた里山がここにあります−信州遠山郷

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まつりびとの声

鎌倉博登司さん

(木沢霜月祭り保存会会長・小道木熊野神社禰宜)

遠山郷 霜月祭りの写真 わたしが禰宜になったのは40歳代の頃のことです。先代の熊野神社の禰宜様が亡くなり、空白になった時期がありました。そのときわたしに「禰宜をやってみないか」と声がかかったんです。

 昔から祭りは大好きで、伝承講習会でも若い衆に教える立場におりましたが、正直言って禰宜にはまったく興味がありませんでした。引き受けたのは軽い気持ちでしたが、今から思えばあれが一生の転機だったような気がしますね。

 霜月祭りでは、それぞれの神社の禰宜が一緒になって祭りを行ないます。それでも、自分の神社の祭りのときは、責任重大ですから緊張しますね。熊野神社の祭りが終われば、心もほっとして、それ以降のお祭りではお神酒の味もおいしいですよ。

木下隆彦さん

(木沢在住の若手伝承者。四面・お狐様などを舞う)

遠山郷 霜月祭りの写真  今まで笛や太鼓をやってましたが、今年(平成15年)初めて舞をしました。「若い衆もそろそろどうだ」と上の方から声がかかったもんで。

 子供の頃から先輩衆のを見ているので、足運びくらいは身についていましたけど、実際にやってみるとなかなか難しいですね。それでも、伝承講習会の4日間でなんとか覚えました。

 霜月祭りの一月前から、肉は食べないようにしています。昔ながら精進は、今ではあまりとやかく言われないようですが、オレは自分の心の問題として、肉は鶏肉も食べないようにしています。

 自分たちの下の世代は人数も少ないですけど、これからもずっと祭りを続けていきたいですね。

伊藤久仁俊さん

(浜北市の会社員。和田諏訪神社のお祭りを見学)

遠山郷 霜月まつりの写真 初めは田楽中心に観てきたんですが、神楽も素晴らしいということを知って、霜月祭りには6〜7年通ってます。

 ぼくは遠州常民文化談話会という会に入っていまして、遠山常民大学の皆さんにも御世話になっています。後藤総一郎先生の影響も受けてますから、先生がお亡くなりになったのはショックでしたね。

 遠山は、鎌倉や室町時代のような、独特の感覚を味わえる里ですよね。特に、東京に出張した後でここに来ると、何百年も昔にタイムスリップしたような、不思議な感覚に襲われます。