遠山の霜月祭りは舞の型や式次第の違いによって、上町系・下栗系・木沢系・和田系に分類することができます。 ここでは、平成15年12月10日に行なわれた木沢正八幡神社の霜月祭りを中心に、木沢系の祭りの次第を紹介しましょう。
上島・木沢・小道木・中立・八日市場では、木沢霜月祭り保存会が中心となって祭りを行なっているので、次第はほぼ同じです。ただ、地域によって登場する面は異なります。
遠山の霜月祭りは舞の型や式次第の違いによって、上町系・下栗系・木沢系・和田系に分類することができます。 ここでは、平成15年12月10日に行なわれた木沢正八幡神社の霜月祭りを中心に、木沢系の祭りの次第を紹介しましょう。
上島・木沢・小道木・中立・八日市場では、木沢霜月祭り保存会が中心となって祭りを行なっているので、次第はほぼ同じです。ただ、地域によって登場する面は異なります。
湯たぶさ作り宮浄めなどに使う笹の束です。 |
たわし作り釜を清めるためのたわしを36個、藁で作ります。 |
湯のあて飾りかまどの上に吊るされた木枠に、「八橋(やつはし)」「湯男(ゆおとこ)」などの飾りをつけます。 |
注連縄ない本殿と鳥居にかける注連縄をないます。 |
まかないの準備炊事場では、村の主婦たちが器を洗い、煮物や味噌汁を作ります。 |
おひやしづくり両親のある男女が、水に浸しておいた米を搗き、神様に供える団子を作ります。 |
大祓い(13:00〜)本殿の扉を開き、献供(けんぐ)・祝詞奏上(のりとそうじょう)などの神事を行ないます。これは、かつて前日の宵祭りで行なわれていました。 |
(5)太夫舞(23:00〜)3人の禰宜が剣(刀)と鈴を持って「ちらし」という型を舞います。 |
(9)立願(りゅうがん)ばたき氏子の希望によって、臨時に行なわれる祈願のための神事です。祈願の程度や内容に応じて「一幡(いっぱた)」「十二立て(じゅうにたて)」「かな湯」「神子(かみこ)」などの種類があります。 |
(10)天伯(てんぱく)の湯(23:50〜)五大尊から湯木舞までは、先の7回の湯立てと同様ですが、その後氏子一同に湯木が渡され、皆で湯立てと神拾いを行ないます。神社と村を守る天伯神に湯を捧げるものといわれています。 |
(11)禊(0:30〜)座付け(夜食)の間に、四面を舞う若者たちが遠山川にくだり、禊をします。 |
(12)中祓い(1:00)釜の前にむしろを敷き、禰宜と氏子が三条の祓い(さんじょうのはらい)と神返しの神楽を歌います。神名帳(じんみょうちょう)で招いた神々にお帰りいただく意味があります。 |
(13)たすきの舞(1:40〜)舞手4人が鉢巻・襷姿で扇の舞と剣の舞を行ないます。 ※写真は小道木熊野神社 |
※写真は小道木熊野神社
(14)しづめの湯(2:00〜)禰宜3人が五大尊・湯木舞など、これまでの湯立てと同様に行ないます。招く神は、この後登場する面の神々です。神拾いが終わると、禰宜たちは「せん静かなれ」と唱え、湯木を十字に交差して、釜の上に置きます。 |
※写真は中立稲荷神社
一の宮土佐守の奥方であるといわれます。 |
※写真は中立稲荷神社
二の宮各地の神社に登場しますが、これを遠山氏の面とする伝承はありません。 |
※写真は木沢正八幡神社
遠山氏若党遠山氏の若党であるとされる面が、木沢では7つ登場します。神社によって数は異なります。 |
※写真は木沢正八幡神社
子安様人形を抱いた女性の姿で登場します。木沢では、浅間大神(せんげんだいじん)も同様に人形を抱いて現れます。 |
※写真は木沢正八満神社
四面(よおもて)山の神など4つの面が次々と登場し、「ヨーセ、ヨーセ」の掛け声とともに、観客の中を跳び回ります。 |
※写真は木沢正八満神社
大黒様大黒囃子を歌いながら舞います。 |
※写真は木沢正八満神社
婆手に榊を持ち、「ばあさばあさ」と囃し立てる氏子を殴りつけて暴れます。 |
※写真は木沢正八満神社
神太夫(かんだゆう)婆に遅れて登場し、観客の伊勢音頭とともに婆と抱き合い、退場します。 |
※写真は中立稲荷神社
稲荷様狐の仕草をまねて軽快に舞います。 |
※写真は木沢正八満神社
水王(みずのう)(小天伯)禰宜がかぶり、火の王と同様に湯切りをします。 |
※写真は木沢正八満神社
天伯様最後に登場する面。剣を持ち、ゆっくりとした動きで舞います。上島白山神社では、弓矢を持った本谷天伯(ほんたにてんぱく)も登場します。 |