国重要無形文化財 遠山郷の霜月祭り

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霜月祭りに関連する施設や資料館の紹介をします。

遠山郷土館 和田城

wadajou01遠山郷土館[和田城]は、南信濃村和田の街をのぞむかつての和田城跡地にあります。 戦国時代、この地の領主であった遠山氏の 当時の栄華を偲び、「和田城」の再現を図ったものです。
伝統芸能をマルチビジョンで紹介し、 霜月まつりに使う面の複製面を200点余り展示するなど、 芸能文化の里にふさわしい施設となっています。 野外には、遠山土佐守・徳川家康対面像があります。

 

利用料金 大人310円(高校生以上)
小人100円(小学生未満無料)
定休日 木曜日
営業時間 9:00~16:00
冬期休業 1月・2月は休業となります。
電話番号 0260-34-2355

戦国時代と遠山氏

wadajo02英雄雲のごとく起こった戦国争乱の時代、この地に本拠を構えた豪族遠山氏は、遠山六ヶ村のほか、大河原、鹿塩、福与、部奈及び上伊那の赤穂を合わせ三千五百石を領し全盛を誇っていました。
なかでも二代領主遠山土佐守景直は機略に優れた人物で、徳川家康に従い大阪冬夏の両陣に出陣し戦功がありました。 

土佐守が元和元年和田城に没すると嘉兵衛景重が領主を継ぎましたが、病弱のため早逝し、子がなかったので同族の間で相続争いが起こり、領民もまた二派に分かれて不穏の状態となったので、徳川幕府は一家不取締の理由をもって領地をことごとく没収し、徳川直轄の地としました。
一説には百姓一揆が引き金となり遠山氏は滅んだとの史家の有力な論証もあります。いずれにしても、遠山氏の栄華は三代で終わり、一族思い思いに離散して、その最期は憫れであったと言われています。

遠山氏の家紋

kamonその昔、遠山土佐守が岡崎に出て、徳川家康に初めて謁見した時のこと。土佐守は食事をする時、左手で茶碗を隠すようにして食べ、しかも食事が終わると二本の箸を、茶碗のへりに渡しておきました。

jiorama家康が不思議に思い尋ねると、「遠山谷の習慣です。遠山は山と谷ばかりで、田が少ないので米がとれません。ですから、上下を問わず領主の私も、麦または粟などを常食としております。
それゆえに貴い人の前で食事をするときは、これ恥ずかしく隠してしまう習慣がございます。先ほどはお見苦しい不作法をつかまつり、誠に失礼いたしました」と述べたそうです。

翌日、家康から「昨日、その方が申し述べたこと如何にも気の毒である。よってこれから上穂領(上伊那)千石を増加し、その方の家紋を、その茶碗のかたちに型どり、このようにいたすがよい」とお言葉を賜りました。

面目を果たせた土佐守は、それ以来この家紋を使用するようになったと伝えられています。

カフェ 和田城

城内に「カフェ 和田城」がオープンしました。
平成の名水百選の観音霊水を使ったコーヒーを提供しています。
是非ご利用ください。
>>龍淵寺 観音霊水についてはこちら

【カフェ料金】
●コーヒー(ホットまたはアイス)とシフォンケーキセット 500円

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上村まつり伝承館天伯

densyokan秋葉街道にひらいた上村の歴史・民俗・自然の姿と、国の重要無形民俗文化財である霜月祭りを紹介し、その伝統を保存伝承する施設です。

利用料金 大人200円  小中学生100円
休館日 月・木曜日 冬季
開館時間 午前9時30分~午後4時30分
冬期休業 冬季は休業となります。
電話番号 0260-36-2005

■1階展示室『山と祭りのふるさと』

上村の表情をつたえる歴史・民俗・自然そして観光を1つの空間に凝縮して展示、秋葉街道に沿って発展歩んだ郷土とそこに生きた人々のつくりあげた文化の温かさや魅力を4m余平方の上村の地域模型を中心に60インチ画面の映像も取り入れ紹介しています。
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■2階伝習室『霜月祭りの世界』

image008燃えさかる炎を囲み、神仏へ湯を献じて新たな魂の息吹を起こす素朴な信仰と暮らしを伝える国の重要無形民俗文化財霜月祭のすべてを紹介。また保存伝習の場として村内4地区の祭り面や祭のクライマックス四面の舞の再現ジオラマがみものです。
 

施設紹介 遠山の霜月祭りは湯立神楽の古い形態を今も伝承しています。年も押し迫った十二月、谷の各所からは神楽歌が聞こえてきます。

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