遠山地方と諏訪大社の関係は古く、嘉暦四年(1329)の諏訪上社の五月会の当番に、遠山氏が任命されたという記録が守矢家文書に残っています。
和田諏訪神社は、承久元年(1219)に再建されたと伝えられる遠山最古の社の一つですが、御柱祭が行われるようになったのは意外と新しく、明治十七年からのことです。
神社に残る歴代の献木者名簿には、村の資産家が名を連ねています。献木した家では、斧入式や山出し、そして本祭での来客者の接待を、全て自費で賄わなければなりません。それなりの財力がなければ引き受けられないことであり、だからこそ、その大任を引き受けることが家の誇りになるのです。
和田諏訪神社の御柱は、七間三尺(約13・6m)のものが一本だけです。木の皮は剥かず、メド梃子はなく、薙鎌も打ちません。木の種類に定めはありませんが、遠山の特産である杉が多く選ばれる傾向にあります。

平成15年11月13日
(献木者山崎邦春さん)
平成16年1月9日 (献木者小林清人さん)
新町縄ない(2004.3.7)
山出し(2004.3.14)
里曳き(写真:遠山信一郎氏) 
