初日は高遠町〜長谷村〜大鹿村の45km、二日目は大鹿村〜上村〜南信濃村の46km。全長91kmのコースを二日かけて走ります。
長谷村〜大鹿村間に横たわる分杭峠は標高差680m、大鹿村〜上村間に立ちはだかる地蔵峠は標高差780m。峠道の勾配は8%を超え、狭い急カーブが続きます。
少々健脚向けのコースですが、速さを競うレースではないので、意外と気軽に参加できます。中学生未満の子供でも、保護者同伴であれば参加できますし、きちんと整備されていれば、どんな自転車でもOKです。
メカニックが対応してくれるので、万一のときも安心です。ですからたとえば、いわゆる「ママチャリ」で峠道を攻めるのも一興です。もっとも、ギヤが数段ないと、登り坂では自転車を押して歩くことになるかもしれませんが。
中央構造線サイクリング大会
中央構造線に沿って伸びる秋葉街道(国道152号)を走り抜ける、夏の恒例イベントです。今年で最後になるそうですので、未だのかたもぜひご参加ください。
サイクリング大会レポート
一斉にスタート(2日目、大鹿村)
声援を受けながら
登り勾配に耐える(地蔵峠) 登り坂では汗だくになりますが、登りきった高原の空気のすがすがしさは格別です。峠の上の休憩ポイントでは焼肉が振舞われていたりします。
「後は下るだけ」という安心感も手伝って、お肉がより一層おいしく感じられます。
たとえば地蔵峠から一旦コースを離れ、しらびそ高原で道草を楽しむという手もアリです。
「こんな山の上にまで、自力で登ってきたんだなあ」
と、ちょっと得意な気分になれます。
けれど、あまり道草ばかり食っていると、ゴール閉鎖時間に間に合わなくなるので気をつけましょう。
峠から一気に駆け下る爽快さは、サイクリングの醍醐味です。必死で登り坂を漕いできた自分へのご褒美です。
一気に下る!(地蔵峠)
マイペースでゴールサイクリングの汗を温泉で流してしまうと、今度はどうしてもビールが飲みたくなったりします。
「今日はもう帰りたくないなあ。ビール飲んでおいしいもの食べて、ぐうぐう寝たいなあ」
という誘惑に勝てなくなった人は、ぜひアンバマイ館にお立ち寄りください。ステキなお宿をご紹介します。
静岡県御殿場市から参加した男性の談話
「今年で3回目です。他の大会は出てません。ここ一本です。体力チェックの意味もありますね。 『ヨシ、これなら今年も頑張れるぞ、オレもまだまだ若いじゃないか』って。え、歳?いやあ、ちょっとばかりのもんですよ。52なんですけどね。
きつかったのは、やっぱり分杭峠ですかね。なにせ初日だから。今日(二日目)の地蔵峠は精神的にそれほどでもありませんでした。体が慣れたんでしょうかね。
今年は天気もよくてよかったですよ。日差しはすこし強かったけど、標高高いところは涼しいし、休める日陰もありますしね。もちろん来年もまた来ますよ」
飛脚さんをよろしく
ちょっと地味ですが、この大会では一般参加者に混じって「自転車飛脚」が走っています。コース沿線の町から村へ、「親書」をリレーする飛脚です。
文箱の中には一通の書状。その文面をご紹介しましょう。
親書
分杭峠で分けた高遠領と遠山領も
この中央構造線サイクリング大会で一つの領域となり
高遠城から和田城まで
《中央構造線サイクリング領》として
五つの藩主の協力のもとこの領地が
今後サイクリングを通じて発展し
地域の安全を護り國が栄えるよう傳える
(各自治体長および飛脚の署名)
中央構造線サイクリング大会には、地元自治体のこんな願いもこめられているのです。
大会当日、それらしき人を見かけたら、声援の一つもかけてみてください。飛脚さんが張り切りますのでよろしく。
文箱の中の書状
親書を託される飛脚さん|
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