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中央構造線サイクリング大会

 平成15年に第13回を迎えたこの大会は、中央構造線に沿って伸びる秋葉街道(国道152号)を走り抜ける、夏の恒例イベントです。平成15年は、8月2日(土)と3日(日)に行われました。

サイクリング大会レポート

 初日は高遠町〜長谷村〜大鹿村の45km、二日目は大鹿村〜上村〜南信濃村の46km。全長91kmのコースを二日かけて走ります。
 長谷村〜大鹿村間に横たわる分杭峠は標高差680m、大鹿村〜上村間に立ちはだかる地蔵峠は標高差780m。峠道の勾配は8%を超え、狭い急カーブが続きます。
 少々健脚向けのコースですが、速さを競うレースではないので、意外と気軽に参加できます。中学生未満の子供でも、保護者同伴であれば参加できますし、きちんと整備されていれば、どんな自転車でもOKです。
  メカニックが対応してくれるので、万一のときも安心です。ですからたとえば、いわゆる「ママチャリ」で峠道を攻めるのも一興です。もっとも、ギヤが数段ないと、登り坂では自転車を押して歩くことになるかもしれませんが。

遠山郷 中央構造線サイクリング大会の写真一斉にスタート(2日目、大鹿村)
遠山郷 中央構造線サイクリング大会の写真声援を受けながら
遠山郷 中央構造線サイクリング大会の写真登り勾配に耐える(地蔵峠)

 登り坂では汗だくになりますが、登りきった高原の空気のすがすがしさは格別です。峠の上の休憩ポイントでは焼肉が振舞われていたりします。
 「後は下るだけ」という安心感も手伝って、お肉がより一層おいしく感じられます。
 たとえば地蔵峠から一旦コースを離れ、しらびそ高原で道草を楽しむという手もアリです。 「こんな山の上にまで、自力で登ってきたんだなあ」 と、ちょっと得意な気分になれます。
 けれど、あまり道草ばかり食っていると、ゴール閉鎖時間に間に合わなくなるので気をつけましょう。

 峠から一気に駆け下る爽快さは、サイクリングの醍醐味です。必死で登り坂を漕いできた自分へのご褒美です。

遠山郷 中央構造線サイクリング大会の写真一気に下る!(地蔵峠)
遠山郷 中央構造線サイクリング大会の写真マイペースでゴール
 ゴール地点は南信濃村のかぐらの湯駐車場。チェックカードにかぐらの湯の無料入浴券がついているので、これはもう入らないわけにはいきません。
  サイクリングの汗を温泉で流してしまうと、今度はどうしてもビールが飲みたくなったりします。
  「今日はもう帰りたくないなあ。ビール飲んでおいしいもの食べて、ぐうぐう寝たいなあ」
  という誘惑に勝てなくなった人は、ぜひアンバマイ館にお立ち寄りください。ステキなお宿をご紹介します。

静岡県御殿場市から参加した男性の談話

「今年で3回目です。他の大会は出てません。ここ一本です。体力チェックの意味もありますね。 『ヨシ、これなら今年も頑張れるぞ、オレもまだまだ若いじゃないか』って。
 え、歳?いやあ、ちょっとばかりのもんですよ。52なんですけどね。
 きつかったのは、やっぱり分杭峠ですかね。なにせ初日だから。今日(二日目)の地蔵峠は精神的にそれほどでもありませんでした。体が慣れたんでしょうかね。
 今年は天気もよくてよかったですよ。日差しはすこし強かったけど、標高高いところは涼しいし、休める日陰もありますしね。もちろん来年もまた来ますよ」

飛脚さんをよろしく

 ちょっと地味ですが、この大会では一般参加者に混じって「自転車飛脚」が走っています。コース沿線の町から村へ、「親書」をリレーする飛脚です。
  文箱の中には一通の書状。その文面をご紹介しましょう。

  親書  
分杭峠で分けた高遠領と遠山領も  
この中央構造線サイクリング大会で一つの領域となり  
高遠城から和田城まで  
《中央構造線サイクリング領》として  
五つの藩主の協力のもとこの領地が  
今後サイクリングを通じて発展し  
地域の安全を護り國が栄えるよう傳える
(各自治体長および飛脚の署名)

 中央構造線サイクリング大会には、地元自治体のこんな願いもこめられているのです。
 大会当日、それらしき人を見かけたら、声援の一つもかけてみてください。飛脚さんが張り切りますのでよろしく。

遠山郷 中央構造線サイクリング大会の写真文箱の中の書状
遠山郷 中央構造線サイクリング大会の写真親書を託される飛脚さん
●関連リンク
The Southern Japan Alps's Home Page 南アルプス
イベント・ニュースのコーナーに、1日目の大会の写真があります。