二度芋は蒸したり、皮をむかずに煮たりして食される。
手間がかかるが、味噌田楽にするのが代表的な食べ方である。
垂れは在来種の鬼胡桃、もしくは縄文中期来6千年もの歴史をもつ荏胡麻を炒ってから擂り鉢でよく擂り、味噌と砂糖・味醂・酢など少々加えて練って作る。
蒸した二度芋を竹串に3〜4個刺して、垂れをつけて、囲炉裏の炭火で焼く。
遠山郷では、囲炉裏の炭火が、飯を炊くにも、調理するにも使われ生活の中にも位置づいていた。
自家製炭をしている農家があるほど、炭火に対するこだわりがあり、五平餅や蕎麦焼き餅をつくるにも、炭火が用いられていた。
囲炉裏の存在が「二度芋の味噌田楽」というこの郷土食を生み出したといえる。

