山崎典子さん 遠山谷は急傾斜地が多くて水田に適さないため、今も昔も畑作農業が盛んです。
とくにこんにゃく芋の自然栽培は、朝日の受ける日当たりのいい南向きの傾斜地が適地とされ、また麦との二毛作が可能だったために、多角経営が求められる遠山谷の農家にとっては最高の換金作物でした。
現在ではこんにゃく畑も減ってしまいましたが、それでも自家製のこんにゃくを作っている農家があります。
しっかりした歯ごたえのあるものから、プルプルとした柔らかいものまで、それぞれの家の好みにあわせてこんにゃくのも千差万別。
今でもこんにゃくの手作りを続けている木沢下中根の山崎典子さんによれば、 「同じ大きさの芋でも、若い玉があったり年を経た玉があったりするので、それぞれ入れる水分の量も加減しなければいけません。だからどれひとつとっても同じこんにゃくはできないんです」 とのことです。

遠山のおさしみこんにゃく
(青のり入とほうれんそう入)
大屋敷つし子さん
小林文人さん、利子さん